玉屋ブログ

Mebius「フレフレのうた」 ミュージックビデオ short ver.

2019/01/18

地元出身の「Mebius」が小学生たちと一緒に復興への応援ソング!

2019/01/14

【フレフレの歌】

「届け明日へ あきらめないで 君の笑顔を 待つ人がいる 傷ついた分 しあわせになろう
 フレーフレー フレーフレー 1から始めよう…」

広島豪雨災害復興応援ソング「フレフレのうた」は、今月16日からフタバ図書各店でCD販売されます。

CDの売上の一部は復興支援金に寄付されるそうです。

どれにしよっか、お母さん何が好きかなぁ?のお話。

2018/12/19

6年ほど前の今頃は、花屋に勤めていた。
毎日エプロンをつけて店先に立っていた。
ある日、小学校1年生ぐらいの女の子が
ひとりで花を買いに来た。
淡いベージュのセーターにピンクのチェック
のスカート。
肩の辺りで切り揃えた髪が、動くたびに揺れて
愛らしい。
フラワーキーパーの前に立ち止まり、真剣な面持ち
で花を選んでいる。

母の日でもないし、クリスマスでもないし、
「何のプレゼントかなぁ。」
と思って、しばらく様子を見ていた。
あっちを見たりこっちを見たり、あまりにも一生懸命
でなかなか決まらない様子だったので、
「誰かにプレゼントするの?お誕生日?」
と声をかけてみた。
少女は首を横に振る。
「お母さんにあげる。」
と言う。
「お母さんお花が好きなん?」
と聞くと、今度は首を縦に振る。
こんなおっさんが相手したら緊張して言葉にならないかなと
思って、ニコニコ笑顔を頑張ってみた。
しかし、少女の口から思いがけない言葉を聞いて
胸がつまった。
「パパが死んじゃったの。ママ元気ないの。だからお花あげるの。」
そんな言葉を口にしながら、一生懸命お花を選んでいる。
泣きたい気持ちで爆発しそうになった。
「そっかぁ。。。お母さんきっと喜ぶねぇ。」
笑顔を頑張れなくなってきた。
それから色々話を聞いてみると、つい最近お父さんが
亡くなったこと、お母さんが時々泣いているのを見か
けること、おばあちゃんに、お母さんがどうしたら
元気になるか聞いたら、お花がいいよって教えて
もらったことが分かった。

レジの後ろへ駆け込んで、しゃがみこんで急いで涙を
拭いて、パンッパンッと頬っぺたを叩いて気合いを
入れなおした。

「どれにしよっか?お母さん何が好きかなぁ?」
「これがいい。」
指の先にはチューリップ。
鮮やかな明るいオレンジ色。
「うん、チューリップかわいいね。
じゃあ、リボンつけるからちょっと待ってて。」
女の子は大人しくじっと見ている。
「お母さん早く元気になるといいね。」
「うん。」
出来上がった花束を大事そうに抱えて、ニッコリ
笑ってくれた。
「ありがとう。」
「気をつけてね。バイバイ。」
と言って手を振った。

元気よく手を振りかえしてくれると思ったら、ぺこりと
おじぎをした。
小さな女の子が頭を下げる姿を見て、限界に来た。
どしゃぶりの雨のように涙が溢れて止まらなくなった。
もっと他に言ってあげられることはなかったか、
してあげられることはなかったか。
そんな時に限って何にも出てこない。

急に思い立って、駆けていく少女を追いかけた。
「ちょっと待って!」
振り返ってきょとんとしている。
「ちょっとだけ待ってて。」
店に入ってきたばかりの小さな小さなチューリップの
鉢植えを急いでラッピングして、メッセージカードに

「はやくげんきになりますように。」

とひらがなで書いた。
その時初めて名前を聞いた。
「みかより」
と書き添えた。

「これも一緒にプレゼントしてあげな。これは親指姫っていう
名前のチューリップやねん。かわいいでしょ?」

「うん。ありがとう。」
もう一度、さっきより、もっといい顔をしてくれた。
「バイバイ。ありがとうね。」
「バイバーイ。」

花よりも何よりも輝くように明るい笑顔だった。

後日、お母さんと、おばあちゃんと、みかちゃんが店に
やってきた。
わざわざお礼を言いに来て下さったのだ。
ピンクのチューリップで花束を注文して下さった。
「この子はピンクが好きなんです。私がオレンジ色が
好きなものですから、こないだはオレンジを選んでくれたみたいで。」

みかちゃんはただニコニコしている。
花束を本当に嬉しそうに抱えながら、お母さんとおばあちゃん
を交互に見上げる。
「よかったね。」
おばあちゃんが頭をなぜる。
お母さんは優しい顔で見ている。
「うん!」
お母さんはきっと元気になられたことだろう。
小さな小さなみかちゃんの笑顔は
            今も明るく輝いていることだろう。
tulip009

その辺に置いといた家族写真のお話。

2018/12/17

俺が小さい頃に撮った家族写真が一枚ある。
見た目普通の写真なんだけど、実はその時父が難病(失念)を宣告されていて

それほど持たないだろうと言われ、入院前に今生最後の写真はせめて家族と・・・
と撮った写真らしかった。

俺と妹はまだそれを理解できずに無邪気に笑って写っているんだが、
母と祖父、祖母は心なしか固いというか思い詰めた表情で写っている。
当の父はというと、どっしりと腹をくくったと言う感じで、とても穏やかな
表情だった。

母がその写真を病床の父に持って行ったんだが、その写真を見せられた父は
特に興味も示さない様子で
「その辺に置いといてくれ、気が向いたら見るから」
とぶっきらぼうだったらしい。母も、それが父にとって最後の写真と言う事で
見たがらないものをあまり無理強いするのもよくないと思って、そのまま
ベッドのそばに適当にしまっておいた。

しばらくして父が逝き、病院から荷物を引き揚げる時に改めて見つけたその
写真は、まるで大昔からあったようなボロボロさで、家族が写っている部分
には父の指紋がびっしり付いていた。

普段もとても物静かで、宣告された時も見た目普段と変わらずに平常だった父だが、
人目のない時、病床でこの写真をどういう気持ちで見ていたんだろうか。

今、お盆になると、その写真を見ながら父の思い出話に華が咲く。
祖父、祖母、母、妹、俺・・・。

その写真の裏側には、もう文字もあまり書けない状態で一生懸命書いたのだろう、

崩れた文字ながら、「本当にありがとう」とサインペンで書いてあった。
ありがとう(1)

もうすぐ一年になります。

2018/11/16

一周年

一人娘が嫁に行ったのお話。

2018/10/26

この前、一人娘が嫁に行った。
目に入れても痛くないと断言できる一人娘が嫁に行った。

結婚式で
「お父さん、今までありがとう。大好きです」といわれた。

相手側の親もいたし、嫁の旦那もいた。
何より笑顔で送ってやりたいと思ってた。

だから俺は泣かなかった。
涙と鼻水を流して笑った。我ながら情けないと思った。

しわくちゃの顔で俺を見て泣いた娘。
立とうとして転んで泣いた娘。
背中よりもでっかいランドセル背負って
カメラの画面いっぱいに笑顔を見せた娘。

手が隠れるぐらいの制服に身を包んだ娘。
お父さんのと一緒に洗わないでと嫁に怒鳴った娘。

嫁がこの世を離れたとき、
病室の窓ガラスがビリビリ言うくらい泣いた娘。

三回に一回美味しい料理を作ってくれた娘。
(今は三回が三回とも美味しい。断言する。)

頬を染めて、
でも緊張しながら男(現旦那)をつれてきた娘。

大好きです。といって、笑い泣きしてる娘。

嫁ににて笑顔の似合う娘が嫁に行ったよ。
娘のウェディングドレス綺麗だったよ。

若い頃の嫁にそっくりだったよ。

俺も娘も元気にやってるから心配するなよ。
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