奇跡の一本松
震災復興のシンボルとなっている岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」が、クリスマスイブの24日、ライトアップされました。
辺りが薄暗くなった午後4時半ごろ、奇跡の一本松にライトが当てられ、周囲は幻想的な雰囲気に包まれました。
大津波の直撃を受けて、約7万本あった高田松原の松は、この1本を残してすべて流されてしまいました。
壊滅的な被害を受けた陸前高田市の復興のシンボルとして保護活動が続けられていましたが、根が枯れるなど保存は絶望的な状況です。
保護活動に取り組んできたボランティアが、クリスマスイブの夜に合わせて、犠牲者の鎮魂や松原の復興を願って企画しました。
「一本松が枯れてしまうので、レクイエム(鎮魂歌)というか、『今までありがとう』という気持ちを込めて遠くからでも見てほしいと思う」
切ないですね。