仕事ができない人は何ができない?
仕事ができないために、職場で肩身の狭い思いばかりしている者。
なんとかしたいと思ってはいるけど…。
でも、そもそも「仕事ができない人」とはどんな人なのか?
失敗を繰り返す人?
成績が悪い人?
でも、職業によって仕事っていろいろあるし、この不況な世の中じゃ、頑張ってもなかなか成果が出ないこともある。
そんな人を「仕事ができない」と言い切ってしまうのは、なんだかちょっと違う気も…
(まぁ、こういうことを言うと「そうやって言い訳するヤツは仕事できない!」って怒られるんだけど…)。
では「仕事ができない」というのは何なのか? そのメカニズムについて調べてみた。
「“仕事ができない”という評価が下されてしまうのは、大きく分けて3つのタイプですね」とは、社会人向けの教育研修事業を展開するインソース企画開発部部長さん。
第1に“コミュニケーション能力不足タイプ”。
こういった人は『空気が読めず気が利かない』『人の気持ちがわからない』など、相手の考えや立場を察した行動ができません。
また『自分の失敗を上司に知られたくない』『そんなに重要だと思ってなかった』などの理由から、“報・連・相”(報告・連絡・相談)を怠ってしまう人もこれに含まれます」
さっそく思い当たるフシが多々あり、冷や汗たらり…。
「第2に『仕事に優先順位がつけられない』『スケジュールが立てられず納期の管理ができない』『“自分がどれくらいでその仕事を処理できるか”が把握できてない』など、“事業内容を把握するのがヘタなタイプ”です。
物事を客観的に見ることができないのが原因ですね」
このタイプは若手に多く見られるとか。
そして3つ目は…。
「“成長するという意識が低いタイプ”です。いわゆる“傷つきたくない症候群”で『怒られないように』だけを行動様式にしてしまう。結果、今できることにしかチャレンジできず、自ら学ぶチャンスを喪失。成長の“伸びしろ”がないと判断されてしまいます」
何もしないのが一番の大失敗、ということでしょうか。
では、どうしたら“仕事ができない”を返上できるんですか?
「“仕事ができない”人に共通してみられるのは、“自分目線”が強すぎて、上司や先輩、取引先など相手側に立って考えられないことが主な原因です。
相手側の視点に立って物事を考えられれば、自分を客観的に見る視点も身に付くようになり、だいたいの仕事はスムーズに進みますからね。
手始めに、好きな先輩やデキる上司の行動をマネてみては?」
「仕事ができない」仕組みを知って、なんだか“デキる人”になれたかも! …こうやって調子に乗るのも、仕事ができない人の特徴です…
ね。