友達のお話。
あれは、三年生の時。
ぼくは、いつも遊んでいた幼馴染の友達と離れ離れになった。
引越しの車の中で、僕は涙を流していた。
笑って「バイバイ」したのに、遠くに見える君を見て、僕は涙を流した。。
その時見た空の青さに、僕は、涙が止まらなかった あれから、4年たった。
その間僕らは、手紙やお泊りなどもしていて、変わらずの友達だった。
そして、夏が来た。
お祭りにいって帰ってきた僕に母さんがこういった、、「友達の・・・くん、死んだって」。
・・・
僕は、持っていたりんご飴を思わず落としてしまった。
お葬式にいった。
懐かしい友達がみんないた。
みんな・・・大粒の涙を流していた。
でも、僕の目から涙が出てこなかった。
中一の僕にはあまりに突然過ぎて。
友達のお母さんが「ありがとね」と下を向くぼくにそういった。
泣いてない自分にぼくは、罪悪感を感じた。
帰り道で、ぼくは空をみていた。二人の思い出が、次々と蘇ってくる。
「遅いって・・・。」
僕の目から、涙があふれてきた・・・。