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忘れられない言葉のお話。

玉屋ブログ

私が看護師になって一年目の時です。

胃がんの末期の70歳の男性の方が入院されていました。

非常に気難しく、家族も疎遠な孤独な方でした。

まだ新米の私は技術も未熟でかなり彼をいらいらさせていたのです。

私は彼に一番嫌われてると自信喪失していました。

かなり衰弱して死期も近くなったある日のこと。

私が氷枕を作って持っていくと

「新米のあんたの作る氷枕が一番気持ちがいいよ。ありがとう」

と言われたのです。

本当に嬉しかった。

もう、看護師として20年たちますが、辛い時はその言葉を思い出し、励みにしています。

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