被災地へ視察⑦最終
--東日本大震災から1年半が過ぎました。復興の状況は・・・
続き・・・・
穏やかな海のそばに・・・
二千十一3.11と刻まれた慰霊碑がどっしりと建立されていました。
下には津波と
教訓が書いてありました。
「とにかく上へ上へ逃げよ。
てんでんこで逃げよ。
自分を助けよ。
この地まで津波が来たこと
そして裏山に逃げ
多くの人が助かったことを
後世に伝えてほしい。」
と刻んでありました。
慰霊碑に手を合わせそのまま海岸沿いを歩いて行きました。これ以上はバスでは入れませんでした、歩いて行くと・・・
防波堤は粉々です。
解りにくいかもしれませんが山の一角が枯れています。そこまで津波が押し寄せて木が枯れてしまっています。
海岸から約2~3㌔はあります。ここまで浸かるんだ・・・逃げ切れないと思い寒気がしました。
こうして一泊二日の旅は終了しました。
震災から1年半が経過する今、復興に向けた最大の課題は・・・
一つには絞りにくいが、マンパワーが圧倒的に不足していると思います。これから具体的に用地買収などに入っていくので、技術系職員など人的資源の確保が必要だ。
それから、制度間の隙間(すきま)をどう埋めていくか。
復興策として複数の制度を活用する中で、結果として被災者(それぞれの置かれた状況)によって差が出てしまうみたいです。
その差を埋めるために町独自の財源を使うのではなく、同じ財源であれば地域の将来につながるものに使わせてほしいものですが・・・
一泊二日とはいえ移動時間だけで約10時間、滞在時間は約20時間しかありませんでしたが本当に貴重なお話や津波の恐ろしさを実感する事が出来ました。
僕たちに何ができるかを考えながらどんどん少しでも解り易く伝えていきたいと思います。
現地の方も仰っていました・・・とにかく伝えてほしい・・・見てほしいと・・・
今できる事それから始めたいと思います。
明日は我が身。
忘れない・・・あの日の事。