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あの日はごめんなさいのお話。

玉屋ブログ
私が中学生くらいの頃、ちょうど反抗期真っ最中だった。 私は母と些細な事で喧嘩になり、母から「そんな子に育てた覚えはない!」と言われました。 売り言葉に買い言葉で「産んでくれなんて頼んだ覚えは無いよ!」とつい言ってしまいました。 お前なんて産まなきゃよかったくらいの言葉が返ってくるかと思ったのに、 母は私のその言葉を聞いてから黙ってしまい、返事をする事はありませんでした。 それから月日は経ち、私が大学入学する時に戸籍抄本を大学に提出 しなくてはいけなかったので、役所に取りに行きました。 その戸籍には「養女」の文字が・・・ 私は父と母の本当の娘ではなかったのです。 そんなこととは全く知らずに、あの日言ってしまったあの言葉。 悔やんでも悔やみきれませんでした。 養女だと知ったとき、私は全くショックは受けませんでした。 むしろお父さん、お母さんの子として育った私って、なんて幸せなんだろうと 胸がいっぱいになったのを良く覚えています。 おかあさん、あの日はごめんなさい。 私を本当の子以上に大切に育ててくれた事、感謝しています。 私も自分の子供たちに、母が私に注いでくれたような愛情で育てたいと思います。
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