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タクシーの運ちゃんのお話。

玉屋ブログ

昔コンビニで働いてたときいつも130円だけおいて
何も言わずスポニチかってく
常連のタクシーの運ちゃんがいた。
運ちゃんは特にしゃべるわけでもなく「ここに金おいとく」
だけいってカエル。
そんな日がつづき二年後、うちはバイト最後の日を迎える。
いつも来る常連のオバちゃんに「今日でバイトやめます」
みたいなことを話してて
おばちゃんも「あら寂しい」などと会話してたら運ちゃんが来た。
いつもほかの人接客中でも130円おいて勝手に帰るのに
その日はオバちゃんが話し終わるまでずっと並んでて。
運「お前やめんのか?」
私「ええ。もう高校卒業するんで・・・東京にしんがくします」
運「そうか、元気でな。じゃあこれ」
と130円。
あ~おっちゃんにも会えなくなると思うと案外寂しいなと思った。
30分後、運ちゃんが店にもどってきた。
運ちゃんは白い箱を持ってた
「がんばれよ」といって帰った。
後であけると箱の中身は一人分のホールのイチゴのケーキだった
チョコの板に「おつかれさまでした」の文字に泣いた。
おっちゃん。あのときはよくわからなくてちゃんとしたお礼もできなくて
ごめん。そしてほんとうにありがとう。
みなさん、おじさんおばさんにも悪い人ばかりじゃないよ、
確かにやな人もいますが、自分をほんとの孫や子供のように
思ってくれるぶっきらぼうな優しい人も実際いました。

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