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小さいお姉ちゃんのお話。

玉屋ブログ

我が家に赤ちゃんが産まれて二ヶ月経ったね。

母さんのお腹にいる時はいつも「赤ちゃーん!」て声かけてくれたね。

でもやっぱりどこかで不安だったんだね。

赤ちゃんが産まれて来る時、母さんが痛くて泣いていたら、泣きながら「お母さーん!」て呼んでくれてたね。

赤ちゃんが産まれたら笑顔で「赤ちゃん!」
て言ってくれたね。

これからは家族四人で幸せになろうって思ったよ。
お姉ちゃんとお父さんで赤ちゃん抱っこして微笑んで、それを幸せに感じながらご飯の支度をする。

そんな光景を想像しながら退院したよ。

でも想像とは違った。

目を離せば赤ちゃんの目を触るし、おもちゃの様に扱う。

私が注意しても言う事を聞かない。

おっぱいをあげているとわざと赤ちゃんを叩く。

怒っても「うるさい!」って反抗する。
夜も寝てくれない。

赤ちゃんがやっと寝たと思ったらわざと起こす。

それに腹を立ててついついお姉ちゃんを怒鳴るね。

泣きながら眠るお姉ちゃんを見て自己嫌悪してるよ。

何でこうなるの?こんなはずじゃないのに。って、毎日泣いてたよ。

お姉ちゃんの頭を撫でながら「ゴメンね。」の繰り返し。

それから二ヶ月。

徐々に赤ちゃんのいる空気にも慣れて来たね。

まだまだ赤ちゃんへの扱い方はドキドキするし、ちょっかいも沢山出すけど、段々お姉ちゃんになってきたね。

母さんが手が離せない時に赤ちゃんが泣くと、トントンしてくれてるの知ってるよ。

いつもお風呂で赤ちゃんを洗うの手伝ってくれてありがとう。

いつも怒ってばかりで、ゴメンね。

ちゃんと見てあげられなくてゴメンね。

赤ちゃんにちょっかい出してるのは、母さんがお姉ちゃんに目を向けるからなんだよね。

ニコニコしながら、不安なんだよね。

その三歳のちっちゃい頭で考えてるんだよね。

分かってあげられなくてゴメンね。

こんな母さんでゴメンね。

こんな母さんでも、笑顔を毎日くれてありがとう。

大好き。

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