お母さんにのお話。
3年前、母を自殺で亡くしました。亡くなった時間は私が帰宅した時間とほぼ同じだそうです。
同じ家にいてずっと母の首吊りに気付きませんでした。しかもその日は本当はもっと前に帰れるはずで、母に会いたくない私は無駄に時間を過ごし帰宅時間を遅くしていました。
母に言った最後の言葉は「わかってるようるさいなぁもう」でした。忘れることはできません。
私は小さい頃から母を喜ばせるためだけにいい成績をとったり、いい子でいました。けれど母がなくなる間際はもう弱い母を見ていられなくて冷たくあたるばかり。
「死にたい」と洩らす母に「じゃあ死ねば」と返すことも珍しくなかったです。母を亡くしてすぐは悲しみはそう大したものではありませんでした。
取り乱したりもしましたが、母が選んだ道ならと納得していたのです。
けれど時間が経つにつれて母を失った悲しみが自分を襲います。
母はずっといい子の私を支えに生きていたようなものだったので、いい子でなくなった私のせいで母が死んだと言っても過言ではありません。私がもう少し母に優しくしていれば死ななかったのは確かです。
兄弟はなかなか前を向けない自分を宥めますが、どうしたら前を向けるのでしょう。
母を殺した自分をどうしたら許せるのでしょう。もしも母が私がこうやって落ち込むことを願っていないとしても、自分で自分が許せないのです。
どんどん自分は前を向けなくなっています。
後ろを振り返ってばかり。
母がもう戻ってこないことを朝起きるたびに思い知らされ、まともに生活も送れません。
ただ母に会いたいんです。その願いが叶わないのなら生きていたって仕方がないんです。無駄なことばかり語ってしまいました。
しかも何が言いたいのかわからない・・・
とにかく、お母さんに会いたいです。