ボランティアのためのボランティア。
一般ボランティアの皆様が災害支援活動をするために円滑に回れるように本部側のサポートをしてきました。
僕が向かったのは資機材本部でした。安佐南区八木にある庄原産直市場という場所でした。
そこには夥しい資機材が山のようにおいてありました。
一般ボランティアの皆様は安佐南区福祉センターで受付を済ませ10人1組みで動きます。
受付を済ませた皆様はここにマイクロバスで送迎されます。
8:30から受付を開始してその日は約1000人のボランティアの皆様が参加していただきました。
マイクロバスか降りてくる一般ボランティアの皆様に注意事項を告げ資機材を渡していきます。
10人1組の班のリーダーがボランティアセンターで受ける支持は場所によって様々です。班で指示に必要な資機材を決めそれを我々が準備してお渡しいたします。資機材にも限りがあるため必要最低限で貸し出しします。
受付の様子
一般ボランティアの皆様は資機材を受け取り各指示いただいた場所へ出発いたします。
これが、お昼すぎてもボランティアの皆様はどんどん本部から送迎されてまいります。
平日にも関わらず、老若男女問わず様々な皆様が災害支援のボランティアに参加していただいており僕も心が温まりました。
本当に感謝です。
送り出しが終わると朝から出発された皆様が活動を終え資機材本部へ帰ってきます。
ここからが、知らなかったんですが超大変なのです。
帰ってこられる人はこれでもかといわんばかりの泥まみれ子供がドロンコ遊びをしたぐらいに汚れています。
作業の大変さがしみじみと伝わり、現場の酷さも痛感します。
スコップや猫車やバケツなどすごい泥がへばりついています。これをきれいに洗い流して本部に我々が戻さないといけません。
最初は徐々に帰ってこらえるのでスムーズに事は運ぶのですが活動は3時までと決められています。
3時前には一気に押し寄せてあたり一面泥だらけの資機材が一面に放置されていきます。
汚れた資機材はドンドン溜まります。
雨の中資機材本部のボランティアの皆様で懸命にあらいます。
一般ボランティアの皆様は資機材を置くと先ず、手洗い、うがい、飲み物の補給、小休憩のあいだにおムズビが支給され、マイクロバスで安佐南区福祉センターへ戻られ本部に作業内容の報告をして一般ボランティアの皆様災害支援活動は終了となります。
帰ってきた資機材の泥流し
徐々にボランティアの皆様もバスでお戻りになられて徐々に資機材本部もガラガラになってきました。
この日の作業も事故もなく終える事が出来ました。ボランティアの皆様本当にありがとうございました。
行方不明者も見つかっておらず数多くの犠牲者もでて本当につらく悲しい災害で言葉になりません。
被災後、毎日この活動も繰り返されています。現状では、人手は足りていないと感じました、少しでも時間があれば災害支援に参加しようと考えます。
皆様には、無理なく、ご参加いただき実際に現場を見ていただきたいと感じました、マンパワーこそが現場での力となります。どうぞ皆様もご支援賜りますようお願いいたします。
※現在の団体支援ですが、以前団体でのボランティア受付けは県内外の団体で受付されていません。
「※被災地でのボランティア活動の参加に当たっては、必ず保険(地震・津波等の天災の場合でも適用されるもの)に加入してください。」
「※現地へは公共交通機関をつかって行く。(駐車場が不足しています)」
「※派遣先は区災害ボランティアセンターの指示をあおぎ自分勝手な行動は慎むようにしましょう。 」
ボランティアの受付
広島市災害ボランティア本部 http://hiroshimavc.jp/でご確認ください。
最後に、このたびの広島市の豪雨災害に見舞われた地域の皆様へ御見舞い申し上げますと共に、広島市大規模土砂災害で犠牲に遭われた方々には、心より哀悼の意を表し謹んでお悔やみ申し上げます。
ボランティアの力は大きい 被災された皆様が一刻も早く生活再建が出来る事を祈念いたします。