卒業式のお話。
俺にとっての高校生活が終わった 終わってみると短いものだ
高校生活
たくさんの思い出があるが一番大切な思い出は部活のことだ
1年生の頃、サッカーの推薦で入学したが、俺はよく部活をサボってばかりいて、顧問に何度も怒られた
自分が大好きだったはずのサッカーが、中学の頃の出来事から、いつの間にかサッカーが大嫌いに変わっていた
正直、サッカー推薦で高校に入れたが、すぐに辞めようって思っていた
そんな自分を昔のサッカーが大好きだった頃にもどしてくれたのが、仲間と顧問だった
仲間も顧問も自分のことを見捨てないでいてくれた
こんなどうしようもない自分を…
そのことに気づいてから、支えてくれる人達を裏切りたくないって思った
それからは必死になって部活をした
3年生の引退試合
相手が悪く3ー0で完敗
試合が終わってから自分の無力さに泣いて、無駄な1年間をおくったことに後悔した…
そんな俺に顧問が
今の気持ちは一生忘れるな
忘れなければこの先もきっと大丈夫だ
と言った
時間は戻せない
改めて俺は痛感した…
部活を通して大事なことに気付いた
気づかせてくれた仲間や顧問がいた
卒業式が始まってからこの事を思い出した…
あっという間に卒業式が過ぎていって卒業生退場と言葉がかかった
教員1人1人に握手をして退場した
3年間お世話になった顧問の先生と握手をした
顧問の先生の目からは涙がこぼれていた
それを見て、俺は涙が溢れた
3年間お世話になりました